「離婚したことを周囲に伝えられない」シングルマザー4年目のわたし

離婚を周囲に言えない

「私シングルマザーなんです。」

「実は先日離婚しまして・・・。」

 

周囲に事実を伝えられていますか?

私自身、ほとんど伝えていません。

 

伝えないことが正なのか、伝えることが正なのか・・・

 

私は、言いたくはありません。

でも、隠していること&上辺だけの付き合いになってしまうという事実がどんどん自分を孤独に追い込んでいくのが分かります。

 

孤独感と、その事実を一人で抱えることに絶望し、半年前の私は毎日涙を流していました。

「明日がいらない」とさえ思っていました。

 

そんな私ですが、シングルマザー生活4年目にして、やっと少し前向きになってきたと思います。

 

  • どうしてシングルであることを隠すのか?
  • シングルであることを言わない生活ってどんな感じ?
  • なぜ今、気持ちが上向いて行ったか。

 

を書いてみたいと思います。

 

離婚を言えない/言わない理由

聞かれないから答えない

子供と生活をしていて、よほどの理由がない限り「おたく離婚しているの?」とは聞かれません。

元夫は、子供の行事に積極的に参加しているので、未だに二人並んで参観することも。

 

先生は書類上ご存知かと思いますが、特に何か言われたことはありません。

 

娘と元夫の関係は良好で頻繁に会っているし、LINEもしています。

彼女は学校でもパパの話題もママの話題もしているようです。

 

職場では、子供がいることは周知で、イコール「夫がいる」に繋がります。

「一般的に当然のこと」に対して疑問を投げかける人はいないので、あえて自分から「私シングルなんで!」とは言いません。

 

作り上げたイメージを壊すのが怖い

自分で言うのはおかしいのですが、私は苦労知らずの生活をしてきました。

お嬢さん中高
→良い大学
→新卒有名大企業
→結婚
→出産
→都内湾岸エリアの新築マンション
→育児が大変過ぎたので再就職

 

「エリート旦那と暮らす幸せそうな奥様」というイメージを持たれていたと思うし、自分もそのイメージの中で生きていることを楽しんでいました。

 

私にとって「離婚」は予定になかったことで、「汚点」と感じるコトだったのです。

人にどう見られるかを気にし過ぎですね・・・

 

暮らしは人を作ります。

生活が変わり、人間性まで変わることが怖かったのかもしれません。

 

シングル家庭という偏見への恐怖

学生時代の友人との会話
「子供の幼稚園に、ちょっとやんちゃで困るお友達がいて、やっぱり家庭が・・・ほら、シングルマザーみたいだし、大変そうだから強くは言えないんだけど・・・」
となったことがあり、シングルになったとは言えなかった。
実知り合いには、離婚しているって言えてない

 

今や離婚は珍しいことではないし、ワンオペ育児の家庭はたくさんあるのに、子供が問題を起こした時に「シングル家庭だから」という理由で片付けられるのが怖かったです。

 

当事者になるまで、私自身、離婚やシングルマザーに偏見を持っていました。

離婚は「失敗」「恥ずかしいこと」と思っていたし、子供に悪影響を及ぼすとさえ考えていました。

 

自分が偏見を持っていたからこそ、「そう思われても仕方ない」と感じるところが大きく、あえてその弱みを見せたくないと思います。




 

離婚を公言しない暮らし

友達編 (ママ友)

離婚後、近所へ引っ越したので同じマンションに住んでいたママ友には「あれ?」と思われていたことでしょう。

元夫は、持ち家なのでそのまま住んでおり、娘はよく遊びに行っています。

「最近お母さん見ないな」と思われているかもしれません。

 

親しかったママ友2人には転居のことを伝えました。

一人は娘とは小学校が違ったし、もう一人は学年が違ったから、伝えられたのかも。

子供同士が学校で直接関わることはないですから。

 

「同じマンション内での付き合い」の間は、親しかったママ友とは家の行き来も多かったし、顔を合わせるたびに情報交換や他愛も無い話をしていました。

転居すると、意図して連絡を取らないとコミュニケーションの機会がありません。

子供が成長して習い事などに忙しくなったことも重なり、たまのLINE以外はほとんど交流がなくなりました。

 

もともとフルタイムで働いている&大人数が苦手なので、「ママ友との頻繁な会話」はなかったのですが・・・

離婚が原因か、子供の年齢的なタイミングか、こうして私のママ友との交流は途絶えたのでした(泣笑)

 

友達編 (旧友)

元夫とは大学の同級生で、共通の友人ばかりです。

結婚式に招待したのもサークル内の共通の友人ばかり。

卒業後の集まりには家族で参加していました。

 

離婚後は集まりには参加できなくなったし(片方だけ参加するのもねぇ・・・)、離婚報告もできていません。

ここでも交友関係が断絶されていますね(笑

 

年賀状が連名宛に来るけど、もう3年間返信していません。

そろそろ送るのやめてくれないだろうかと、ひっそりと思っています。

 

 

「離婚」という事実に一番こだわっているのは私で、そのことに触れるのが嫌だから、自分から人と関わる機会をどんどん減らしてしまっています。

それでも
言えない。
言いたくない。

孤独感は増すばかりです。

 

職場編

離婚した当時は、60名ほどの会社に正社員で勤務していましたが、これまで述べてきたような理由で、「離婚した」とは言いたくなかったのです。

 

娘の意向もあり姓は変えなかったので、転居届のみ提出していました。

人事担当者に「子供を私の扶養に入れたいんですけど」と伝えたところ、「夫婦の収入の高い方の扶養に入れるのが通常なので、証明するような書類が必要です」と返されました。

 

「私が世帯主なんで、問題ありません」と返事をしたのですが、それでは証明にならないと言われ、仕方なく「離婚したので・・・」と言葉を変えたら、即手続きをしてもらえました(笑)

「何かのときのために、上長には伝えたほうが良いんじゃない?」と言われましたが、断りました。

 

シングルであろうとなかろうと、ワーキングマザーは時間が来たら帰宅します。

それまでも子供の体調不良では私が休んでいたので、働き方も生活サイクルも変化しません

 

「言う必要はないし、言いたくない」という私の判断で、「離婚を隠す」環境で働き続けることを選びました。

 

「旦那さんの夏休みは〜?ご実家は〜?」みたいな会話には、ごまかしながら参加していました。

最初は緊張しながら答えていましたが、だんだん辛くなってくるんですよね。

 

自分で選んだ道だけど、演じることにも疲れるし、なんで自分ばっかり苦労を?という不幸のど真ん中にいる気分に。

これまで気にせず使ってきたランチ代も節約したい。

同僚家族の週末の話題も辛い。

 

私にとっては友人との交流以上に、過ごす時間が長い会社での状況が自分を追い込んでいきました。

 

誰も自分を知らない場所に行きたいなぁ・・・という思いが強くなり転職を決意しました。

 

シングルマザーの転職

シングルでも、そうじゃなくてもワーママの仕事に対する姿勢は変わりません。

時間が来たら帰る!時間内に集中して仕事を仕上げる!

 

既に娘は小学校3年生でしたし、面接時に「子供が体調不良のときは?」みたいな質問もありませんでした。

ある程度子供が成長するとシングルマザーが「転職のハードル」になることはないと感じました。

 

今度の会社は数千人規模の会社。

履歴書には子供一人で自分の扶養に入れているとも書いたし、入社時書類では自分が世帯主の住民票も提出したし、最初からシングルマザーである前提でした。

が!人事には明白でも、同僚には伝わらないですよね。

入社時から、出身大学や前社名はみんな知っているのに、家庭事情は誰も知りません。これは、ありがたいし、プライバシー管理が徹底されているのだと安心しました。

 

隠すつもりはありませんでしたが、若手が多くてママはほとんどいない環境だったため、家族の話が出ることは少なく、ランチタイムもそれぞれ好きに過ごすので、シングルかどうか話題に上ることすら無かったです。

その点で問題は無かったのですが、様々な事情が重なり再び転職を決意しました。

 

この頃の私は「ただ生活するために稼がなければいけない、どんなに嫌でも働くことを永遠に辞められない・・・」という絶望感でいっぱいになっていたのです。

仕事は何でも良くて、できるだけ一人になりたいと考え、リモートワークOKの会社に転職しました。

 

転職先の会社には知り合いがいた(話をつないでもらった)のですが、その方は私がシングルだと知りません。

「旦那さん元気?」

「旦那さん大学の同級生なんだよね?」

などいきなり話をふられれ、また濁してしまいました←もう私一生濁すと思うw

 

リモートワークとはいえ、定期的にミーティングで集合しますからね。

 

こうなると、もうグチャグチャです。

誰も知らないところに行きたかったのに、また自分を知っている場所に戻ってきて、昔の自分を演じることに。

 

さすがにこれ以上転職はできないし、転職しても何も変わらないことは分かっていました。

 

誰にも相談できず、孤独の深みにどんどんハマっていたと思います。

「楽になりたい」と毎日それだけを考えていまいた。

過食をしたり、自らを傷つけたり。

 

今思うと、病院に行くべき状態だったのかもしれません。

でも、たとえ診断書を貰ったとしても、シングルマザーが働かないという選択肢はなく、そんなもの「意味がない」と思っていたんです。

 

一般的には「親に頼る」ことも出来る思いますが、私は「1人でもちゃんとやれている!」という姿を見せ続けることを選びました。

 

離婚したことを人には言いたくない

→自ら人との交流を絶っていく

→1人で頑張っていることを誰にも認められず、孤独を感じる

→1人で抱えきれなくなる

抜け出す光が全く見えませんでした。




 

新しい場所が私を変えた

誰にも言えないことを、「楽になりたい」という気持ちを、ある日私はtwitterでつぶやきました。

twitterを始めたのは、リモートワークOKの会社に転職したころです。

吐き出し口を探していたのでしょうか。

 

こんな暗い発言、危なすぎるし、普通スルーしますよね(笑

 

「大丈夫?」と声をかけてくれる方がいました。

 

救われました。

 

「私はシングルです。大変なこともあるけれど、なんとか生きています。」ということを、正直に、隠さず言える場所がありました。

 

嘘みたいな話ですよね?

知らない誰かが、本当の私を知っている。

知っている誰かは、本当の私を知らない。

本当の私を知ってくれている人が、この世界の何処かに居る。

 

今回このブログに書いたようなことから、もっと深いところまで、心の中に溜めこんでいたものを一度全部吐き出させてもらいました。

聞いてもらって現状が変わることはありません。

「聞いてくれる人がいる」ということが重要なんです。

 

シングルマザーは孤独になりがちですよね。

日々の暮らしにいっぱいいっぱいだし、一番頼りたいはずのパートナーはいません。

 

どうか、私みたいにおかしくなりすぎる前に、心のドロドロをどこかに吐き出してみて下さい。

 

それだけで世界は少し変わります。

 

 

ナンなら元夫をネタに出来るまでに(笑

 

オフラインでもオンラインでも良い。

本当の自分を出せる場所があるって、重要です。